理事長 挨拶

 

当院では1977年の学院設立以来、道徳的価値観や規律を重視した教育と文化交流活動を通じ、日本とメキシコ両国はもとより、様々な人種・国籍・文化・言語の違いを認め合い、思いやり尊重し、世界の平和と繁栄の構築に貢献できる国際人を育むことを教育理念として、地域や日系コミュニティと協力しながら一貫して努めて参りました。

既にメキシコの秀でた教育機関の一つとして学院は知られていますが、学院の使命の重要性は現在の複雑で高度な情報・コミュニケーション社会、また同時に持続性が求められるチャレンジングな世界に向けさらに増しています。


目まぐるしく変わりゆく状況下、学院の使命実現のため近年では「¡Hagamos Liceo! - リセオの為に!-」のスローガンを元に、理事会・教職員・保護者・生徒といったコミュニティ全体で、伝統を守りつつ創意工夫しながら取り組んでいます。


また、施設面では待望の新幼稚園舎が完成し、この春から園児たちの元気で明るい声が園舎に響いています。また体育館の床、講堂やプール設備も新調・改装を行うなど充実をはかっています。


当院は5年後に50周年という一つの大きな節目を控えています。引き続きコミュニティ全体との協力体制を維持・発展させながら、困難な時にも常に希望を忘れずに、日々の活動の結果を着実に重ねて参る所存です。

 

河野隆

Kawano Takashi

河野隆